2013年12月6日金曜日
ABA2013-14 第3戦 vs Louisville Diesel
~2013年12月4日~
アトランタからドライブすること5時間半、ケンタッキー州のルイビルへ移動。この地では、大学バスケ界の名将リック・ピティーノ率いるルイビル大学があり、バスケットは四大スポーツの中でも断トツの人気を誇ります。
静岡ジムラッツにとっての米国第三戦はUBAに所属するLouisville Dieselとのエキシビションマッチ。このエキシビションを終え、これから始まるABAチームとの戦いに弾みをつけたいところ。
試合の立ち上がりは2-3ゾーンを敷くジムラッツ、外角からのシュートを決められ、重い空気となる。そして戻りの遅さからイージーレイアップを許してしまうが、#09坂東の3本の3P、#13岡田のシュートがテンポ良く決まり、ここからは一進一退の攻防を見せる。ジムラッツのアウトサイドショットは安定し、タイトなディフェンスからスティールも誘発。速攻が決まり、ジムラッツリードで1Q を終了。
2Qに入るとターンオーバーからの失点を許す。サイズに劣るジムラッツは決め手が無く、徐々に点差が開いていく。しかしズルズルと相手のペースに嵌らないよう、ジムラッツも踏ん張り、#13岡田の3P、#09坂東のジャンパーを決め、点差を離さない。そして#6斉藤の3本のリバウンドから#13岡田へのアシストも決まり2点差のビハインドで後半へ折り返す。
後半に入る前に、主催者からボールの変更(ABAからUBAボールに)とゾーン禁止との通達を受ける。ここまで互角の勝負を演じたことから、ルール変更を求められた。これはジムラッツを警戒している証拠としてポジティブに捉えてたい。
3Qの立ち上がり、#13岡田のアシスト、#09坂東のシュートから始まり、勢いに乗るジムラッツ。ゾーン禁止のため、ディフェンスをシステムマンツーマンにスイッチ。相手も振るコートのプレスを敷いてくる。ここからPGである#09坂東がボールを運ぶのが苦しくなる。相手は変わらず得点を重ねる中、ジムラッツは攻撃権を失った為、差が開いていく。相手のしつこいプレスディフェンスにリズムを崩しターンオーバーを量産。ジムラッツも局面を打開すべく、ディフェンスをオールスイッチのマンツーマンに変えるも勢いは止められず点差を広げられてしまう。
第4クォーター、プレスを突破できずターンオーバーを続出。そして流れを止めるためファールが嵩み、#09坂東がファールアウト。それから相手に4連続で走られ一気に点差を離される。このまま差を詰めることなく74-118で敗退。
この試合の敗因は、ターンオーバーが24と多かったことと、シュート成功率が前半が19/35に対して後半9/22悪く、本数自体も少なかったことがあげられる。ガード陣の日本人選手には課題が多く残り、の試合に向けてのMTGと各自の取り組みが必要となった。
なおこの試合では、玉井が米国初出場を果たした。今後、出場時間を伸ばしていくことを期待したい。
主なスタッツは以下の通り。
#6 齊藤 FG:0/1 REB:5 AST:1
#09 坂東 FG:4/9 3P3/7 REB:3 AST:1 PTS:17
#12 玉井 FT:1/2 REB:1 PTS:1
#13 岡田 FG:1/1 3P2/5 REB:4 AST:5 PTS:8
#15 ブランドン FG:6/15 3P:1/1 REB 6 AST1 PTS:15
#34 テドリック FG:9/17 3P:2/3 FT:8/12 REB:10 PTS:32
#13岡田のコメント
「課題が残る試合でした。前半を同等に折り返した際に、相手がルール変更を要求してきたことは、ジムラッツにとって収穫でした。ただ、そこから後半リズムが崩れ、自分達で自滅してしまった。チームミーティングを実施し、徹底的に課題の洗い出しと改善案を検討します。」
#09坂東のコメント
「スタートの悪さは少し克服出来たが、今回はその後が続かず、得点が伸び悩んでしまった。ガードとしてのボール運びは全く納得のいくものではなく、さらにファールアウトしてしまうという失態を演じた。課題は山積ですが、一つ一つ確実に潰していきたい。」
#6齊藤
「プレスディフェンスを敷かれた際に、繋ぎがうまくできずターンオーバーを出してしまった。ガードとして反省点が多い試合となった。」
#12玉井のコメント
「インサイド陣と絡んだプレイが実行出来てきた事はよかった。相手のプレスディフェンスにから煽られターンオーバーを出してしまった。フロアバランスを考えてオフボールの動きをさらに意識したい。」
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