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2013年2月19日火曜日

第20戦 vs Olympia Rise


  ~2013年2月17日~
場所をオリンピアに移動したジムラッツ。先日戦ったチームからの情報によるとトランジションを得意とするチームで、上背はないとのこと。


試合開始時刻になり、予定していた外国人選手は、やはり来ない。ジムラッツに暗雲立ち込めるなか、昨日と同様、日本人5人がスターター。開始早々相手はボールが手につかずターンオーバーから始まるも、ジムラッツもなかなかペースが掴めない。

そして、事前情報に比べるとスピードはそれほどでもなく、むしろ目立ったのはsetから良くボールをシェアすること。これはジムラッツが本来得意とする、エクストラにパスを展開し、オープンを作り出して、確率の高いシュートを生み出すスタイル。これを得意としていたことは、このスタイルが効果的だと実感できる。そして、ホームチームはこれだけではなく、注目すべきは高いシュート精度と強いリバウンド力だった。上背はないが、リバウンドや、ルーズボールの意識は高く、そこをジムラッツは圧されて得点を許してしまう。試合の立ち上がりである1Qに30点取られてしまった。これは、ディフェンス、主にそしてターンオーバーの誘発やリバウンドが取れない事が主な原因としてあげられる。


1Qはなかなか、ジムラッツはペースが掴めないでいたが、#09坂東のアウトサイドシュート、#5岩佐の得点により、点の取り合いを挑む。徐々に得点を重ねて自分達のペースに。しかし、このペースを完全に物にする前に前半が終了。2Qは徐々に点差を詰めることができたが、それを継続する難しさを感じた。


ここ最近のジムラッツの課題である、後半に入る。やはり、後半になるとシュート精度、動きに精細を欠きターンオーバーを増やしてしまう。それに比例するかのように、ディフェンスに影響が出てしまう。なんとかファールや、チェンジングディフェンスで流れを断ち切ろうとするも、なかなか断ち切れない。オフェンスも単発になってしまう。相手がシュートを落とし始めてリバウンドを取れていたのに、こちらも点数が取れない。シュートまではもっていくものの中々決められない時間帯が続いた。そして、オリンピアは早い展開でアリウープや3Pなどで勢いを増し、点差をどんどん広げられ3Qが終了。

4Q開始からジムラッツはゾーンディフェンスを敷き、でリズムを変えようとトライする。しかし、ボールを展開され、イメージ通りには機能しない。最後にこちらのシュートが軽くなった時に逆に走られてしまい点数がどんどん開いてしまった。相手の速攻の際にボールマンを止めるのが遅かった事に原因があるのではないか。最終的には75対115の40点差で敗北。


シュート成功率が33%では、ちびっ子たちが勝つ可能性はない。オープンを創り出せているので、精度を上げていくこと、そして、アシストの正確性が課題。悪い流れの時にこそジムラッツは、コミュニケーション、そして集中力を取り戻す事を心掛けているが、どうしてもこのワシントンでの2戦は噛み合わない。

この試合の良かった点をあげるとしたら以下になる。
・前半の得点は自分達の勝負したい場所で失点出来ていた
・前半はアウトサイドを含めシュートの確率が良かった
・いいアシストパスから確実に決めるプレーが、何本かあった。

今後の改善点を整理するとこの3点に集約される。
・後半のシュートの確率が良くなかった
・前回の試合に引き続きコミュニケーションがとれてなかった
・流れを引き込みたい時間帯に、ムードメーカが表れなかった


なおこの試合では新しいテクノロジーを導入し、試合のスタッツをアプリによって管理していくことに。これで、定量的にもより評価しやすくなり、改善点も出しやすくなるだろう。この試合も苦い敗戦となってしまったが、この課題を本当に修正しない限り明るい兆しは見えてこない。次戦はオレゴン州セーラムに場所を移す。ジムラッツの奮起に期待した。



岩佐のコメント
今日は課題が多く、特にシュートの精度については、改善していなければならない。全体として85本のシュートチャンスがありながら、29本しか入っていない、30%そこそこの成功率では、勝てるチャンスは皆無。高さで劣る分、リバウンドからのセカンドチャンスは少ないので、1本をいかに大事にするかが勝負の分かれ目。反省点の多い試合となりました。


吉澤のコメント
マンツーマンディフェンスでは、一人一人が "By myself, by yourself"の意識をもっと持ちやらなければいけないと思いました。意識と気持ちだけでも変わる部分はあると思います。自分自身はスピードで運んだときのターンオーバーをきをつけること、言われたことにすぐに対応すること、ファールを効果的に使うことを心掛けていきたい。相手の良い流れを止めるには効果的なファールを使うことも必要だと思いました。ダブルチームをされる前にどこが空いてるか、誰がフリーなのかを視界におさめておく。

良かった点は、スティールからのバスカンやスピードからのアシスト、ルーズボールリバウンドも狙って取れたところです。ディフェンスを頑張るのは当たり前で今の課題はターンオーバー0とアシスト5以上にすること。それからゴール付近のシュート精度を上げていくこと、試合の流れをいち早く掴み声を出せることどこでやらせるのかだめなところはどうカバーするのかなどです。次の試合からまた意識をしてやっていきます。


坂東のコメント
前半は、前の試合よりも良いプレーが多く出て、後半に繋がるゲーム展開でした。しかし、後半は全然違うチームになってしまった。3Q途中まで、繋げてたのに、そこからはOFが全く機能しなくなりゲームをまたダメにしてしまいました。これは、個々の課題というよりもチームの課題として捉えるべきです。

ただ、この課題は、全員が共有していることなので、今後、変わってくると思うし自分自身、後半は違う取り組み方をしなければならないと思っています。例えばフォーメーションを使いしっかり点を取るなど、ダメだった時に切り替えられるようにイメージして準備します。ここがGYMRATSの踏ん張りどころだと、一皮むけることができると思っています。ここで自分自信も大きく成長したい。


齊藤のコメント
流れがいい時に一本のセットオフェンスも交え、試合のリズムを固めらるようにする必要があります。外のシュートが落ちているなら、それに対応してセット一回作る事も必要。1対1の局面では外国人相手でも勝負できたことは自信になります。。あとはチームとして得点を取らせる役割の選手にボールを捌くようにドライブする。もらった瞬間の視野の取り方をもっと広くたいです。

ディフェンス面では、プレスをかけた時やパスコースの読みは当たっていたが、それを取りきるということが課題。自分の中で早めに動いてる程度の変化ではダメ。劇的に早くさせないと良くならないです。リバウンドは、高さで勝てない場面だったら、相手がとった後にボールを下ではたきにいくとか、工夫しないと取れない。オフェンスのフォローランニングリバウンドもまったく取れていない。相手が大きいのでもっと早めに飛び込んでポジションを取らなくてはいけないですね。

チームとしてより高い成功率になるシュートを打てるようなチャンスを作らなくてはいけない。外のシュートはいつでも打てるし、今の自分のためにはアタックしてチャンスを作るという事を磨くべきだと思います。加えて、気付いた事をタイムアウト中に発言出来ないことは大きな問題なのでもっと話します。


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