静岡ジムラッツ - 第9戦 - VS Port City Pirates

年内最後の試合となったPort City Pirates戦の試合レポートをお届けします。

昨シーズン対戦したCalifornia Seakingsが経営難により、拠点とチーム名をPort City Piratesへ10月に変更。

当初の予定では、Seakingsと2試合組んでおりましたが、キャンセルとなり、渡米後に現場でスケジュール調整し、このカードを実現することができました。

この日は試合に先立ち、両チームが輪になって東日本大震災の被災者の方々へ黙祷を捧げ、さらにチャリティーコーナーも用意してくださり、復興支援の活動を継続することができました。

ここからが試合レポートの開始です。試合序盤、７フッターのSTIXとロビンの3Pが3連続で決まり良いスタートを切るも、新加入のトーマスとカータとのコンビネーションが甘く、オフェンスが噛み合ないまま22-27と逆転され1Qを終了しました。

２Qの序盤から連続でミスを犯し、相手の良い流れを止める事ができず点差は20点に。ずるずるとした試合展開のまま、ハーフタイムを迎えました。

ロッカーでは、前半の反省を生かし、後半に向けての修正点をを確認。チームの形を構築するよう指示を出しました。

そして、後半開始からGYMRATSのゾーンディフェンスが機能し、さらにお互いの動きも噛み合い始めビーストと岩佐が着実にショットを決めて、点差は10点に。三澤のディフェンスも際立ち、ガードからのボール供給を止めることに成功。Gymratsは良いリズムを保ち、6点差で4Qへ。

４Qの開始2分、ついにPiratesの背中を捕らえることに成功。ビーストを誰も止める事ができず、ポイントを重ね逆転。

しかし、ここで悪い癖が出たGymrats。勢いがGYMRATSに傾いていた所で、パスミス、シュートミスが続出し、そのミスからの流れを止める事ができず、一気に点差を付けられ、そのままタイムアップ。

1つのミスから崩れてしまう事が、試合の中で２回（２Qと終盤）もあった事は残念であり、勝負所でのミス、シュートを決めきれなかった事が勝利を逃した原因である。

勝てるゲームを落とした悔しさを日本に持ち帰る結果となり、後味の悪いゲームをしてしまいました。しかし、明確な課題も見つかったので、来年までにどう準備してくるかがチームとしても、個人としても今後の飛躍のカギとなります。

去年とは違い点差が離れても自分達で修正し、追いつく力を出せるようになってきました。加えて、去年に比べてチーム力はアップしていると実感しています。

1月11日から始まるシーズン後半戦はコロラドでのトーナメントも含め約15試合を予定しています。今シーズンの前半戦は、日本での1試合と米国での7試合(不戦勝の1試合を除く）を戦い、いまだ米国での勝ち星に恵まれてはいません。今シーズンの目標である5勝を達成するために、日本に帰国する間にコンディションを整え、万全の準備をしたいと思います。

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