我らがセカンドホーム、ダラス。広大なテキサスにあって、ここダラスがジムラッツの第二の拠点です。
そのダラスからメキシコとの国境に向かって４時間半のドライブ。
１５日の試合はサンアントニオにて、テキサス屈指の強豪Texas Fuelとの試合を行いました。
サンアントニオは、テキサス独立戦争の跡であるアラモ砦があり、デビッド・ロビンソン、ティム・ダンカンのツインタワーでNBAを制覇したスパーズがある都市です。
今回のゲームに先立ち、Fuelのオーナーは、チームウェブサイト上に東日本大震災への募金欄を設けてくれ、ジムラッツが行っているチャリティ活動を全面的に支援してくれました。
Fuelのようにジムラッツが対戦する各チームは、復興に向けて歩んでいる人々のことを本当に思ってくれています。マイナーリーグであるABAでは資金面はとても厳しい。苦しいにも関わらず、彼らは我々のチャリティー活動を支援してくれています。
その彼らの心使いには、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
我々ジムラッツは、この活動を今シーズンやり切り、帰国後にまた相馬を訪れ、チャリティを続けていきたいと思います。そして今シーズンだけでなく、継続的にチャリティー活動を行っていく決意です。
さて、今回の対Texas Fuel戦。
FuelはABAパワーランキング７位の強豪であり、しっかりとした組織をもっています。
対するジムラッツは、ダラスから３名確保し、7人で敵地に乗り込むこととなった。
前半立ち上がりは、オフェンスのリズムがうまくつかめず、落としたシュートを相手の拾われ、速攻を許す。Fuelのブレークポイントをうまく抑えることができず、常にリードされる展開に。
オフェンスが単発になりがちで、20点差のリードを与え、前半が終了した。
後半、マッチアップからゾーンディフェンスに切り替え、相手の速攻がケアできるようになる。ディフェンスからリズムを作り、前半単発であったシュートセレクションも徐々に改善され、ネットを揺らせるように。
相手チームのリードは変わらないが、3Qだけのポイントをみるとほぼ同点で最終Qに向かった。
ジムラッツのシュートは引き続き好調でなかなか落ちない。しかしFuelも機能的にボールを回し、うまくスペースを見つけ、点を積み重ねていく。
点差を詰めることができないまま、試合はタイムアップ。
強豪相手に後半僅差の試合ができがことはGood pointとしてあげることができるが、試合の入り方、前半の相手のブレークを止めることができなかったことは課題として改善していかなければならない。
PG三澤の特徴として試合の中で尻上がりに調子が上がってくる。リスクを取り、積極的に切り込んでいくことはチームにとってプラスだが、ターンオーバーが多い事はガードとして大きなボトルネックになることを意識する必要がある。PGの安定したボール運びとボールの供給は、血液に乗せて酸素を運ぶことと同じであるため、三澤にはより高い意識を持ってファンダメンタルを改善してほしい。
岩佐はここ数日、シュートが当たっていない。シュートは水物と言われ、当然落ちる日もあるが、コンスタントに30点以上稼ぐ岩佐の精度が落ちると、ジムラッツは大きく傾く。インサイドに課題のあるジムラッツは、確立の高いシュートが生命線だ。稼ぎ頭の岩佐には次戦以降、安定したショットを見せてほしい。
次戦は、オクラホマ移動しての対Oklahoma Stallions戦。現在のパワーランキング1位であるColorado Kingsと大接戦を繰り広げるStallionsにどこまで戦えるか、楽しみでならない。
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